良い老人ホームの見分け方

少子高齢化が急速に進む中で、2000年に介護保険法が制定されて以降、数多くの民間企業が介護業界に参入、それに伴い、数多くの老人ホームが建てられました。
一方で、たびたび施設の不祥事をニュースで見かけるなど、問題として取り上げられてしまう施設も少なくありません。

そんな中、良い施設の見分け方として挙げられるのが、職員に対しての給与や待遇です。
日本の社会問題として、どこの施設も介護職員が足りておらず、慢性的な人手不足に陥っており、施設はどのように職員を確保していくかが課題となっています。

悪い施設の典型として、給与などの待遇面に対する不満から職員の離職が進み、人手が足りなくなるため時間外労働を余儀なくされるといった悪循環が挙げられます。
このような環境では見守りが行き届かなかったり、新入職員に対し十分な指導を行えず、結果として入居者様に対して雑な対応になりかねません。

必然的に待遇の良い施設には職員が集まり、手厚いケアを行えたり、入居者様やご家族のニーズにしっかりと対応することができます。

また、毎年新卒職員を採用しているかどうかも見分けるポイントです。
新卒採用を行っていない施設は中途職員や派遣、非常勤を雇用して職員を確保しています。

そのような場合、入職のタイミングや雇用期間がバラバラであり、統一したケアを行っていないケースが非常に多いです。
また、人間関係の構築も難しく、離職率も高い傾向にあります。

一方で新卒採用を行っている施設では、新入職員が同期として入るため、人間関係が築きやすいです。
また、現場に入る前に新入職員研修を行えるため、会社の理念や介護についてしっかりと学ぶことができます。
これにより入居者様に対しケアの統一を行いやすく、質の高いサービスにつながります。

従来型の施設であるか、ユニットケアの施設であるかも見分け方の一つです。
10人程度のユニットで、少人数ケアを行うユニットケアが現在は主流で、個室で入居者様がそれぞれ自分のペースで生活ができるようにケアを行うことを目的としています。

しかしユニットケアという概念ができる前は、一部屋4人から6人程度の多床室で、大勢をまとめて見る従来型施設が一般的でした。
施設の形態上集団生活になるため、プライベートな空間がなく、入浴も複数人が同時に入ることが普通です。

また施設自体が古いため、設備も古いです。どちらがいいかは人にもよりますが、国もユニットケアを推奨しており、施設を見極める一つの要素になると考えられます。”

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老人ホームの1日の過ごし方をご紹介

老人ホームでは健康に配慮して規則正しい生活が行われています。
1日の過ごし方にはホームごとにそれぞれの特徴がありますが、概ね似た内容になっています。

 

起床

老人ホームの1日は午前7時くらいから始まります。
7時に起床した後は身支度を整えます。

この際には様子を見て職員がお手伝いをすることもあります。身支度が終わったら朝食です。
朝食は血圧を急激に上げないようなメニューとなっています。

基本的に朝食を1人で摂ることはなく、他の入居者様とコミュニケーションを楽しんでいただきます。

 

体操

朝食の後は体操を行うことが多いです。
運動を無理のない範囲で行うことにより、骨や筋肉をしっかりと動かすことが大切です。

 

お風呂

体操が終わると汗を流すためにお風呂に入ります。
お風呂は毎日入るわけではなく、ホームによって週何回と決められています。

 

昼食

昼食は12時ごろに摂ります。
体操を行った日は特に体力を回復させることに配慮した献立となります。

 

昼寝

13時からは昼寝をするのが一般的です。
ただ入居者様によっては昼寝をしたくないという方もいるので、その場合は個人の趣味の時間に充てて頂きます。

 

レクリエーション

昼寝の時間が終わるとホーム内の入居者様が集合してレクリエーションを行います。
このレクリエーションは老人ホームにおいて非常に重要な時間となっています。
ホームだからこそ、それぞれの入居者様が孤独感を感じることなく、みんなで楽しむことが可能です。

最初は人見知りをされていた方もレクリエーションを通じてどんどんと親しくなっていきます。
ホームのスタッフとの良好な関係を作る上でも大切な時間と言えます。

 

夕食

レクリエーションが終わると18時くらいになるので夕食の時間です。
夕食は1日の中でも特に食欲が湧く時間帯に食べますが、カロリーオーバーにならないように緻密な計算に基づいた献立を実施しています。

もちろん、食事は生活を送る上での1つの楽しみでもあるので、しっかりと美味しい物を提供するように工夫がなされています。
夕食の際にはレクリエーションでの楽しかったことなどを振り返る会話をする方が多いです。

 

就寝

就寝時間はホームによってまちまちですが、だいたい21時から21時半くらいが一般的です。
入居者様の年齢によってもやや違いがあります。

老人ホームでの生活は基本的に共同での生活なので度々他の入居者様との交流の機会があります。その中でもしっかりとプライバシーが守られるように配慮されているので、快適に過ごすことができます。

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老人ホームの入居までに用意したほうが良いことととは?

老人ホームとの契約が完了して入居する日時が決まれば、ここで一安心する家族と言うのは少なくありません。
ですが入居までには色々と用意した方がいいものがいくつかあるので、完全に入居するまでは気を抜かずに準備を進める事が大切だとされています。

 

必要書類の準備

では老人ホームの入居までに何を用意すれば良いのかというと、まず必要になってくるのが老人ホーム側が用意した必要書類の準備です。
これは契約書とは別に手続きをする必要があるものが揃っていて、利用料金の振込や住民票・戸籍謄本・健康診断などが挙げられています。

特に健康診断に関しては本人の健康状態は勿論過去の既往歴や薬の有無・感染症の有無などを確認するための重要な書類となっているので、必ず期日までに用意しておきます。

そして住民票や戸籍謄本を準備するのと一緒に行っておく方が良いのか、住民票やそれぞれの保険の準備です。

老人ホームの種類によってはそのまま施設が現住所になることもあるので、必要に応じて手続きをしておくことがおすすめです。

 

忘れがちな公共料金の整理

また手続き関連で準備しておかなければいけないのが電気・ガス・水道・電話などの日常的に利用していた公共のもので、例えば入居に当たってそれまで住んでいた家を解約したり解体すると言う事になった場合は速やかに手続きをする必要があります。

ただし同居している場合やそのまま家族が利用すると言う場合は特に手続きは必要ないので、高齢者が住んでいた家をどのようにするのかによって必要になってくる手続きも異なってきます。

 

老人ホームに持ち込む荷物

ほかにも入居までに用意しておきたいものとしては、老人ホームに持ち込むための荷物です。
施設によっては家具を持ち込むこともできるようになっているのですが、共同部屋などの場合は持ち込むことができる荷物が限られてくるので整理しながら何をもって行くのか確認します。

ただしこれは家族だけで行なってしまうと当の本人が「物がなくなった」と怒ってしまったり入居を拒否してしまうこともあるので、できる限り可能であれば入居する高齢者と一緒に荷物の整理をすることが大切です。

 

入居者の気持ちの整理

あとは準備する事が難しい場合もあるのですが、実際に入居する高齢者の気持ちの面を整理させてあげることも大切です。
と言うのも最初は入居する気だったと言う高齢者も入居までに気持ちが変わってしまうと言う事も珍しくありません。

なので家族が精神的に支援しながら、安心して入居する事が出来るようにサポートをするのも重要なポイントになっています。

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ケアハウスと他の老人ホームの違いについて

ケアハウスと老人ホームの違いが分からないという人がよくいますが、実はケアハウスも広い意味での老人ホームの一種です。

ただ、いわゆる民間企業などが主に運営している有料老人ホームと違い、ケアハウスは国や自治体などから運営補助資金が出ているために、一般的に有料ホームよりも料金が安いという特徴があります。

そのためケアハウスは、軽費老人ホームとも呼ばれています。

もっと細かく言うと、軽費ホームにはA型、B型、C型の3種類があって、このうちのC型がケアハウスに該当します。

この軽費C型の施設は、1990年に新設されたもので、主に高齢者に食事の提供などのサービスを行っているところです。
C型とA型・B型の違いは細かく言うと色々ありますが、ざっくり言うと、所得制限が無いことや、重い介護が必要な状態になっても住み続けられることなどが挙げられます。

所得制限について言うと、A型・B型では、月収34万円以上の所得がある人は、基本的にこの所得制限にひっかかるために入居できなくなります。
しかしC型は所得制限が無いので入居がしやすいということになります。

ただC型は入居一時金や月額費用がかかるので、軽費ホームとは言いながら、けっこうなお金がかかります。
A型・B型はもともと弱者救済という側面が強い施設ですが、C型はそれとはちょっと異質な存在ということです。

ただ有料ホームよりは安いといえます。
有料ホームと軽費C型の違いというのが多く人の関心事ですが、この二者の違いの一番大きなところは、前にも少し言いましたが、有料ホームは基本的に運営事業者が民間企業で、軽費C型は、社会福祉法人や医療法人などが運営しています。

この二者はどちがらメリットがあるかということを、各項目ごとに述べると、まず、料金については先にも言ったとおり、軽費C型の方が料金は安いです。

有料ホームも施設ごとに料金は異なりますが、C型は高くても数百万円で済みますが、有料ホームだと何千万とかかったりする場合もあります。

入居のしやすさに関しては、有料ホームの方が上です。
有料ホームは、とにかくお金さえ払えばまず大体受け入れてもらえますが、軽費C型は安いということで人気があり、なかなか入居できず待機者が発生している場合も多いです。
サービスの幅広さという点では、有料ホームの方が上をいっている場合が多いです。

介護サポートも手あつく、医療・看護ケアなども充実しています。高齢者サポート施設は、それぞれに特徴があるので、しっかりと自分に合っている施設なのか見極めることが大切です。

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住宅型有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅の違い

親が今元気でも、年齢を重ねるうちに自宅では生活が困難になることを想定して、将来的に老人ホームへの入所を考えておきたいところですが、調べてみると老人ホームには様々な種類があり、どれを選んだら良いのかわからなくなってしまいます。

とはいえ、わからないままでは突然入所が必要になった時に正しい選択ができなくなってしまいますので、きちんと施設の違いについて勉強しておくと慌てることがなくなりそうです。

施設の中には、住宅型有料老人ホームサービス付き高齢者向け住宅という施設が存在しますが、この2つの共通点として、特定施設入居者生活介護の認定を受けていないことです。

特定施設入居者生活介護とは介護保険の指定を受けている施設を指す言葉で、介護付有料老人ホームや軽費老人ホーム、養護老人ホームなどが該当します。

一定レベル以上の介護が必要な人が入所する施設だと考えれば良いといったところです。
住宅型有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅は、そこまで介護を必要としない、ある程度健康状態の良い高齢者が入所する施設になります。

 

住宅型有料老人ホーム

住宅型有料老人ホームは厚生労働省が所轄している施設です。
最近数が増えてきているため、耳にすることも少なくないでしょう。

介護を受けるには外部サービスを利用するのが特徴です。
比較的日常生活でスタッフが関与する場面が少なく、食事を提供したり、洗濯や掃除などの家事を代わりにやってくれるなど簡単なサポートに留まります。
居住面積が13平方メートル以上あることが、該当施設として認められる条件です。

居室は多人数と個室が用意されています。
食堂や浴室、トイレなどは共同で使えたり、個室に設置されている場合もありますが、施設によって違ってきますので入居前によく比較したいところです。

 

サービス付き高齢者向け住宅

サービス付き高齢者向け住宅は、国土交通省が所轄する施設です。
助成金によって高齢者向け住宅を企業が建てる流れになります。

老人ホームではありますが、どちらかというと賃貸住宅に違いイメージです。居住面積が25平方メートル以上あることが条件ですので、住宅型有料老人ホームよりも広い居室となることが目立ちます。
但し、キッチンなどの共有スペースが設置されていれば、18平方メートル以上でも許されます。

受けられるサービス内容としては、安否確認や生活相談くらいです。自立して多くのことができる健康状態の良い高齢者が入所するのに適していますが、介護を必要とするなら外部サービスの利用が必要です。

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